ご挨拶
株式会社アルゴバースの代表を務めております田熊秀美でございます。平素から、弊社に対する温かいご関心とご支援に心より感謝申し上げます。
当社は長年にわたり半導体業界の部材製造業において培った技術的な理解と知見を武器に、お客様に価値あるサービスを提供してまいりました。中でも、簡単に見えない、分かりにくい製品やサービスをCG/映像制作や広報・PRの分野において「見える化する」ことで、お客様の信頼をいただいて今日にいたっております。
これらに加えて2024年は、先端機能材に関する調査、企業内新規事業開発支援において体制を強化し、この分野で「日本が世界をリードすることに貢献する」を具体的にイメージし、活動を開始しました。
急速に高齢化する日本。これは人口構成だけではありません。日本企業も実年齢、考え方共に高齢化の一途を辿っているのではないでしょうか。若々しくダイナミックな成長を遂げる未来をつくるためには、世界でも低水準な起業率をあげることが必要といわれて随分時間が経過しました。政府はベンチャー企業の創出・育成に力を入れる施策を講じていますが、なかなか成果は出ていないので現状です。それには、日本の文化、風土、社会構造など、いろいろな要因があり、今後も難しいといわざるを得ないでしょう。
次世代の子どもたちが社会に出たとき、生き生きと働き、若葉がぐんぐん伸びていくように成長する…日本ではもう、そんなイメージはできないのでしょうか。
日本の若い世代の人たちが、みずみずしい感性に溢れ、生き生きと働き、成長しながら事業をやっていく、そうした社会を実現するためには、企業内新規事業が次々と生まれていくことが現実的近道であると、当社は考えています。新規事業には、やりがい、達成感がある一方、「どのようにやってよかわからない」「動きだしたが計画通り進まない」「失敗・リスクが大きい」といった苦労や困難が先行してイメージされ、担当になった人たちは情熱をもって目標に向かって進んでいく覚悟が必要になります。それだったら、メインの事業に所属していたほうがよい、と考える人が出てくるのも事実です。
そこで、私を含む数人のメンバーが経験してきた企業内新規事業の進め方をメソッド化しました。このメソッドを使って、チェックポイントをしっかり押さえて進めていけば、新規事業を推進していくことが楽しくやりがいのあるものになると信じています。1000年の樹齢をもつ杉も、毎年若葉を芽吹かせ、栄養を蓄え、幹を太くして成長していきます。日本中の企業が「新規事業」という名の若葉をどんどん芽吹かせていき、日本が若葉で溢れる国になり、未来にむけて、幹が成長していく社会の実現を目指します。
さらに、一生懸命に高い品質を追求し、日本の成長の根幹を担ってきた多くの優秀な技術者の知見を次世代につないでいくための活動としては、2018年より開発を進めてきたデジタルマニュアルが中心となります。さまざまな現場からの声と、それらをもとに培ってきたノウハウを駆使し、「現場で本当に使えるデジタルツール」を提供します。
これらの事業を通じて「日本が世界をリードすることに貢献する」を目標とし、同じ志・思いを持つ仲間とともに「チームアルゴ」として、お客様にとって特別な価値を提供できるよう邁進して参ります。
今後とも、変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社アルゴバース 代表取締役 田熊 秀美